きょう読んだ【燃】王様達のヴァイキング【熱】
どんな印象を持ってるか、タイトルの後ろか前につけます。
きょうはなんとなく、なんにも考えたくなくて手に取って読みました。
基本、漫画を読むとその世界に引きずり込んでくれるので、
現実逃避です。
それがくせになっちゃってます。
どういう指向でかこうか、試行錯誤していきます。
日常とか挟まるかもしれません。
これ、すごい好きなんですよ。
好きじゃなかったら続きも買わないし読まないし書かないんですけど。
少年、青年向けによくある、主人公が敵と戦うやつ。
ちょっと盛って言えばチートスキルがあるやつ。
一言でいえばそうなんですけど、そう言っちゃうとなんだかネガですね。
でも、これすごいです。
どんな漫画でも上みたいに言われても読みゃすごいんですけど。
PC以外なんのスキルもない少年、是枝がハッキングでサイバー犯罪を起こします。
それに目をつけたエンジェル投資家の坂井がその少年に目を付けます。
(「金を持っている奴が金を産みそうな奴を援助する」のがエンジェル資産家)
作中でたくさん用語が出てくるので、解説もついてきます。
ハッカーは「コンピュータ技術に秀でた者への称号」
クラッカーは「サイバー犯罪を起こすような犯罪者」
で、クラッカーでしかいられなかった是枝を坂井がホワイトハッカーとして成長させる話。
コードを見るだけでそれがどんなものだとか、
どこに穴があるとか、そのコードを書いた人の癖を見抜くとか。
癖がひどすぎて酔って吐くとか。是枝くんすごすぎる。
絵は、綺麗ではないけど、魂!燃える!って感じです。
一枚一枚じゃなくて、流れるような。
躍動感があって、目に魂がこもってる。
この作品は、緻密に荒っぽい。
お試しとかあればぜひ読んでみてほしい。一話でもいい、でももっと読んでほしい。
投資家として身につけた人脈、その人脈を作り得る坂井の人間性。
その人脈をまず糧にして進んでいく是枝。
自分のクラックしたい衝動と戦う様、それでも自分の背後にいる大切なひとを思い出して踏みとどまる様。
クラッカーだった是枝がクラッカーと戦うようになるんですが、
そのクラッカーもいい味してるんですよ。
是枝くんがきもちわるいっていうコードを書く猫ちゃんが
是枝くんのスキルを気に入って執拗に追い掛け回したり
すごいきれいなコードを書く女神様がいたり
猫ちゃんも女神様も敵で、お互い叩き潰したくてしょうがない。
壊したい、から、守りたい、に。
バレ申し上げると、是枝が誘拐される回があるんですが、
その時の流れの感動たるや。
わたしの頭が悪いので「こういう説明」をしようとすると逆にわからなくなりますかね。
語彙力を増やそう。
とにかく、書店でみると
表紙、背表紙、黄色で目立ちます。すごい。
小さな工場から始まって今は日本まで守っちゃった。
きっとどこまでもいくんだろうけど、成長を最後まで見届けたい漫画です。
現行10巻。
わたしはゴリラ君みたいな人間になりたいな・・・